広報担当の北海道脳神経外科記念病院の横山です。
以前の研修会後のアンケート結果で、「重度片麻痺患者への治療に関して」をテーマで取り上げてほしいとありました。
そのため、先日次回以降の研修会の準備も含めまして、「重度片麻痺患者に対する治療選択」で役員内研修会を実施致しました。
症例の中では治療選択の1つとして、客観的な評価で筋電図を活用していました。近年では筋電図利用が当たり前となってきており、根拠が求められる時代となってきています。
私が働いています、北海道脳神経外科記念病院でも以前から筋電図導入を検討していました。
しかしやはり高価であることで、費用対効果が懸念され導入に難航していました。
その際に北海道科学大学の春名先生に、トランクソリューション株式会社の「TS-MYO」という筋電図をご紹介いただき、春名先生のご厚意でお借りすることもできました。
筋電図は準備や計測に時間がかかってしまうということもありますが、TS-MYOは使用してみると驚くほどに簡便であり、さらに計測データもノイズがのりにくく正確なデータがとりやすいという結果が得られました。金額も1チャンネル9万円と無料のアプリで計測可能という安価な設定となっています。
そして、この度当院でも2チャンネルの導入が決まりました。
TS-MYOはまだまだ機能の追加などもあるそうなので、今後ますます楽しみな筋電図ではないかと思われます。
導入後にまたご報告させていただきたいと思います。
トランクソリューション株式会社
体幹を科学し、美しい姿勢の創造、健康寿命の延伸と健やかな社会づくりに貢献します
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