広報担当の北海道脳神経外科記念病院の横山です。
OTは専門性を発揮できていますか?
OTとは?と聞かれたらOTは答えられますか?
OTが作業を用いていない
OTがADL療法士化している
OTが機能面に着目しすぎている
OTが患者様の思いを実現するような関わりができていない
関わる範囲が幅広く、悩んでいるOTはいませんか?
部下のOTにどう関われば良いか悩んでいませんか?
などなど、中堅ともなるとPT以外にも、リハビリ科として、OTやSTの指導、管理などにも携わることも少なくないかと思います。
私個人もリハビリテーションマネジャーとして働き初めて、回復期のOT、STのことを考えることが多くなりました。
その中で個人的に悩んでいたのが、OT分野でした。
作業療法の定義は2018年に改定され、「作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的な価値を持つ生活行為を指す。」とされています。
作業療法士の役割は、「人を健康と幸せにすること=自分の意志で選択・判断し、日々を歩んでいくこと」のために、患者様に退院後の主体的な生活の獲得を目指すことではないかと思います。
そのためには、身体の状況だけではなく、「思いや気持ち」が大切となるのではないでしょうか。
OTは心身機能面、認知・情動、活動面、環境面、患者や家族の「思い」など、患者に関わる全ての要素をフラットに捉える視点が大切となります。
そこで、「OPAT6」
まだまだ作成されたばかりのようですが、OTの専門性を発揮しやすくするためのツールのようです。
ご参考までに下記に研究会のリンクを貼っておきます。
どなたかのご参考になれば幸いです。