広報担当の北海道脳神経外科記念病院の横山です。
「人生は自分の思い通りにならないことの方が多い。どうあがいてもどうにもならないことがある。それでも自分の人生を投げてはいけない、辛い経験があったからこそ今があると思えるようになることを願っています。」
またまた最近ハマっているイチケイのカラスの第4話で出てきたシーンです。
これを聞いたとき、私自身も仕事で患者さんに接するときに大事にしていることだと思いました。
病気や怪我をしたとき患者さんたちかは、「こんなはずじゃなかった」、「なんで自分が。。。」などおっしゃる方も多くいます。
病気や怪我をしたときは、人生に絶望したり、自分が世界で一番不幸だ、ぐらい思ってしまっている場合もあります。
そりゃそうですよね、昨日までなんともなかったのに、次の日自分の身体の半分が全く動かない。こんなこと想像しただけでも気が狂いそうですよね。
私たち医療関係者はどん底の精神状態の方と接していくので、身体機能のリハビリ以外に精神的なケアも必要となってきます。
「病気という経験があった今の自分がある」
大袈裟ではなく、担当した方にはいつかそう思ってもらえるようにといつも思いながら日々リハビリに取り組んでもらっています。
以前松坂桃李さんが主演した、「パーフェクトワールド」というドラマがありました。このドラマでも、過去の辛い経験があったからこそ自分にとって本当に大切な人が誰なのかわかったり、辛い経験がなかったら出会えなかった人がいたりと、色々と考えさせられるドラマです。
まだ見ていない方は是非見ていただきたいドラマです。個人的には主演の松坂桃李さんの対麻痺や車いす操作の演技が抜群に上手いのでそのあたりも見ていただければと思います。
辛い経験をどう捉えるか、その捉え方によって世界が180度変わることもある。
患者さんにとって自分が担当したことがそんなきっかけになれるような存在になりたい、いやなれるように頑張ります!