絶対成功させたい!でも逆になにが失敗なの?

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広報担当の北海道脳神経外科記念病院の横山です。

 

昨年4月に上司から当院の回復期リハビリテーション病棟で、「今よりもより良いADLを提供できるように」というテーマの下、プロジェクトが開始されました。

 

このプロジェクトでは私はプロジェクトリーダーとして現在活動しています。

 

なかなか大きなテーマである上、正解というものがないので、正直言うと難渋しています。。。

リハビリスタッフ内でもアウトカムはクリアできているし、今の自分達のなにが問題であるのか、そもそも大きく変化させる必要性があるのか、などなど色々な声があがり、内部分裂を引き起こしかねない状況にもなっていました。いや、まだ活動中なので、なっていましたではなく、なっていますか。。。汗

 

私自身リーダーとして活動している分、責任もあるので、どうにかして、「成功させたい」と強く思いながら日々活動していました。

これはどのプロジェクトを実施している時も考えてしまい、また患者さんのリハビリでも同じだと思います。

 

でも、最近は今日のタイトルにも挙げましたが、逆に、「失敗」ってなんなんだろうと考えるようになっています。

 

このプロジェクトでいう、「失敗」とは。。。

 

①アウトカムが下がる

②プロジェクト前とADLに対する取り組みが変わらない

③変わったとしても1年後などに元に戻っている

④内部分裂してリハの横の繋がりがプロジェクト前より悪くなり、患者介入に影響がでる

 

こんな感じでしょうか。

①については、取り組み上たぶん大きく下がることはないかなと。

②③についてはありえるかもしれません。でもシステム自体に変化が得られなかったとしても、この1年で各自の意識自体に変化は得られているので、この時点で変わっていないことはないかなと。

④は各自の不満はあるかもしれませんが、そこは仕事として患者介入への影響まで及ぼす可能性は低いかなと。

 

そう考えていくと、このプロジェクト自体が、「失敗」となる可能性は低いのではとも考えられます。

 

成功ばかり考えてしまいがちですが、失敗とはなにかも同時に考えておくことで保険をかけつつ、攻めた行動もできる。

これ結構重要ですね!

 

この取り組みが少しでも患者さんへ還元できるものとなるように今後も頑張っていきたいと思います。

 

また進展がありましたら、ご報告させていただきたいと思います。