広報担当の北海道脳神経外科記念病院の横山です。
ブログ更新が遅くなりました、大変申し訳ありませんでした。
第8回研修会にご参加いただいた方、ならびにアンケートにご協力いただいた方、そして発表していただいた会員の方、誠にありがとうございました。
運営側の不手際がありましたこと、この場をお借りして謝罪させていただきます、申し訳ありませんでした。
さて、研修会の内容としましては、一中堅理学療法士のメソッドということで、十数年で得た知識だけではなく、臨床を通じでの経験を含めて導き出されたものを発表していただきました。
中枢神経のリハビリは整形分野とは違い、ゴールデンスタンダードは確立できていなのが現状です。しかし近年なんとなくスタンダードのような形はできてきているように思われます。特にスタッフ数が多い施設となればなるほど、指導や管理の上でもスタンダードに近い形となりやすいのではないでしょうか。
しかし、それは本当に正しいのでしょうか。
改めて言いますが、中枢神経分野でのリハビリでのゴールデンスタンダードは確立できていません。
ともすれば、本当に自分達がやっていること、指導していることは目の前の患者様に対して正しいのかをしっかり見極める必要があると思います。
その上で、今回のメソッドは、片麻痺の最終歩容、歩行での治療対象とする相、長下肢装具のリハビリ期間・カットダウンのタイミングなど自分の施設内では確立されていると思われることでも、他施設では考え方が違うことも多々あるのとうことが感じられたのではないでしょうか。
アンケートの中でも、「各セラピストの考え方が違うところもリアリティがあって良かった」、「セラピストによって見解や視点が違い、意見を聞くことができ臨床に生かせそう」、「病院内のディスカッションよりも具体的で勉強になることばかりだった」というご意見をいただきました。
特に今回の研修では、よりリアルさを伝えることが1つの目的でもありました。各施設に戻り、本当に目の前の患者様に対して自分が正しいことを行えているのか改めて考えながらお互いに日々頑張っていきましょう!
研修お疲れ様でした。