広報担当の北海道脳神経外科記念病院の横山です。
1月28日21時半から23時まで第3回子育て応援研修会を実施しました。
夜遅くまでご参加いただきまして、誠にありがとうございました。
そしてアンケートへのご協力もありがとうございました。
今回は、①北海道という雪の地域での屋外歩行に関して、②積極的な急性期リハビリについての2つのテーマでディスカッションを実施しました。
当初の予定では施設間のズレという部分でディスカッションでしたが、テーマをより深く考えるためにということで、「ディベート形式」を採用して実施しました。
当研究会では初の試みでもあり、役員一同不安もありましたが、皆様のご協力の下大きなトラブルもなく開催できましたこと、この場を借りてお礼申し上げます。特にファシリテーターを務めていただきました会員の方、誠にありがとうございました。
ディベートの結果として、①冬道への介入に関しては現状で十分であるという肯定派、②積極的な急性期介入では、積極的な介入が重要であるという肯定派が支持されました。
その中でもやはり冬道に関しては訓練としても転倒リスクが付きまとうため、なかなか積極的には実施できないのが現実です。
ディベートの中では、屋内でのあえて歩容を変化させての練習を実施しておくのも良いのではないかという意見もでました。
近年は2動作前型の倒立振り子での歩行が推奨され、その形に近づくように、またその歩容での練習量が増えているように感じます。
ただ、冬道で上記歩容のまま実施してしまうとどうなるかといえば、言うまでもなく転倒のリスクが高くなります。
時代と逆行してしまうかもしれませんが、冬道では、2動作揃え型、3動作前型、揃え型などが重要になってくると思います。そのため、あえてその練習を屋内であろうと実施していくことが冬道歩行にもつながっていくのかもしれません。
ディベート形式だからこそ出てきた意見でもあると思います。
このように当たり前にやっている歩行練習でも違う観点から考えることで、自分の新たな引き出しにもつながるのではないでしょうか。
「自分の当たり前を他人の当たり前に思うな」
私の師匠からいただいた言葉です。
次回は3月26日土曜日に今年度の総会と通常研修会予定としております。
詳細が決まりましたら、またお伝え致します。