当院回リハ病棟での身体拘束について

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広報担当の北海道脳神経外科記念病院の横山です。

 

みなさんの職場では、「拘束」はどのように対応されているでしょうか。

 

当院ではお恥ずかながら、拘束対応がかなり多い方じゃないかと思います。

 

脳外科ということで意識状態なども影響はあると思いますが、基本は4点柵、3点柵でも壁つけ、柵ベルトなどなど。特にベッド周りに関してはかなり厳重に、「転倒や転落予防」の管理がされております。。。

 

拘束するのは「転倒や転落予防」のためが主ですよね?

 

でも文献では、拘束することで転倒が減るという結果は出ていないものもみられます。

http://www.jsomt.jp/journal/pdf/066020111.pdf

 

そして拘束することで安全対策ができたと感じてその患者さんの観察などを怠ることも増えてしまうようにも感じます。

 

特に当院の回リハ病棟では、「安全管理のためにどんな拘束方法が良いか」という考え方が主になってきているような気がして、本来であれば、「なぜ単独行動するのか」ということを観察して考えることのほうが、患者さんの自発的に動きたいという欲求を抑制せずに本来必要な対策がたてられるのではないでしょうか。

 

拘束に関してはセラピストマネジャーコースの研修中の質問も多く、どの病院でも悩んでいる部分であるということは共有できました。

 

私自身、セラピストマネジャーを取得して病棟スタッフと連携して取り組みたい案件の1つと考えております。

 

もしみなさんの職場での対応や悩んでいることなどを問い合わせメール等で教えていただけるとありがたいです。

 

どなたかのご参考になれば幸いです。