広報担当の北海道脳神経外科記念病院の横山です。
「中堅理学療法士が自分なりの理論で介入したが、思ったような結果に至らなかった脳卒中片麻痺症例」
当研究会会員の方から症例検討開催の希望がありましたので、5月13日に役員研修会として実施したのが上記タイトルです。
なかなか斬新なタイトルですよね、学会や職場での症例検討会等ではまず無いような感じだと思います。
でもこれって素直な感情で当研究会として本当にやりたい、やらなければいけない症例検討の形なのではないかとも感じました。
中堅理学療法士にもなると、新人の頃から清書を読み、机上の研修会、実技の研修会、学会等の研鑽をし、それを臨床で活用して本当に生かせるものであるのか否かを検証していき、自分の治療スタイルを確立していく。さらにそこから職場や他の職場の方との症例検討等を通して、自分の治療スタイルの足りないところを知る。
そして、また足りない部分に対して清書や研修会、学会等から情報を得て自分の治療スタイルに生かしていく。
こう考えていくと症例検討は自分の治療スタイルのため、そして今、今後の患者さんをより良くするためのものであるはずです。なので、変に良く見せようとかカッコつける必要はなく、ありのままの今の自分の治療スタイルを、また聞きたいことをありのまま提示することが大切なのではないかと、今回の症例検討を通じて考えさせられました。
私自身もまだまだプライドが崩せず、かっこつけてしまうようなところがあります。
中堅になってくると職場等での立場によってはより、「わからない」、「知らない」、「出来ない」というのが言いづらくなってくるかもしれません。
中堅だからこその悩みも飾らずに一緒に共有して解決していけるようか研究会でありたい、そんなことを感じさせられた症例検討会になりました。
改めて症例提示していただいた会員の方にお礼を申し上げます。
ありがとうございました!
また、もし当研究会で症例検討等されたい方がいらっしゃいましたら、問い合わせ等からのメールをお待ちしております。