広報担当の北海道脳神経外科記念病院の横山です。
「ストレス」
大きなテーマですよね。
私自身で最近諸事情のため、約1ヶ月間自宅での自粛期間がありました。
その際にずっと自宅にいるとストレス溜まって大変でしょ?など気を遣っていただけたことが多々ありました。でも自分でもびっくりしていますが、意外にそうでもなかったんです。
むしろ普通の生活よりもストレス度でいうとかなり低い状態で生活できたような気がします。
それはなぜなのでしょう。
本日は自粛期間を通じて自分自身のストレスの要因などを改めて考える良い機会となったので、少し分解していきたいと思います。
まず自粛生活と普段の生活の違いから考えて、特に自分にとって2点が大きくストレスに関係しているのではないかと思いました。
①時間制限
②人間関係
①時間制限について
生活していればいろいろな時間の制限に直面すると思います。
特に私自身は普段でいうとまずは、通勤の列車の時間です。決められた時刻に来て、決められた時刻に目的地まで運んでくれるという点は非常に便利で、予定も立てやすいと思います。しかし、一方では時刻がきっちりと決められているからこそ、乗り遅れたりすることが容易にあります。
特に朝の時間は戦場と言っても過言ではないぐらい、自宅内がバタバタしています。もちろん私の愛する子供2人が要因です。なかなか予定通り準備が進まず、ついつい口調が強くなってしまいます。
でも自粛期間においては、時間的な制限が普段よりはないため、朝の時間制限に対するストレスはかなり減っていました。
自分自身において時間制限によるストレス度は高い位置にあるのだと改めて感じさせられました。
②人間関係
自粛期間中はLINEやメールなどで職場のスタッフと仕事の連絡をとっている程度でした。人との接触が家族内だけど極端に減ったからこそ感じたのですが、自分は職業柄人と接することは基本的には楽しいし、勉強になるし、好きではありますが、その反面多くのストレスが自分自身にかかっていたのだということも感じました。
特に当院のリハスタッフも40人以上となり、年代も様々なため、価値観の違いも大きくあり、それを配慮しながらコミュニケーションをとり、日々の業務やプロジェクトを進めていくということが、自分の精神がどれだけ削られながら日々過ごしていたのかということを感じさせられました。
もちろん医療はリハだけではないので、他職種とのコミュニケーションも非常に重要となり、そのコミュニケーションもまた身内のリハスタッフよりも気を遣いながらという点でよりストレスが溜まる要因となります。
ただ、そんなストレスがかかるとわかっていながら、セラピストマネジャーというチームアプローチを円滑に行えるようにと推進していく資格をとろうとしている私はドMなのか?と思ってしまいます笑。
ただ、ストレスは悪いイメージが強いですが、適度なストレスがあるからこそ頑張れる。
職場で気を張って頑張って、家に帰ってきて家族で過ごすときはリラックス、たまのゴルフは自分のメンタルのリフレッシュなど、自分の生活にメリハリがあるからこそ、生きてる!と実感出来るし、頑張れるのだとも思いました。
こんな世の中だからこそ、普通の生活がどれだけありがたいかを改めて考えてみたり、自分自身のストレスの要因について考えてみるのも良いのではないでしょうか。
どなたかのご参考になれば幸いです。