広報担当の北海道脳神経外科記念病院の横山です。
「ゴール設定について」
セラマネの研修会でのテーマの1つですが、私にとって最も印象的であった講義となりました。ゴール設定なんて中堅ともなればできていて当たり前、自分もできていると思っていました。
ゴール設定とは、リハ治療の前提条件、専門職としての重要な役割
・無目的な漫然としたリハ治療を回避
・方針とゴール設定を混同しない
・経過や結果に先行して設定する
★方針(進むべき方向、目指す方向)
・ニーズを今後どうしてくかという方向性を示すこと
※予防・維持・向上・改善・強化・獲得など
★ゴール設定
・到達すると予想されるレベル・状態とそれが達成される時期を具体的に設定する
・期間的な終わりがあり、方針とゴール設定の整合性も重要
※職種ゴール:いつ頃、どんな状態になるかが明確になる
※リハゴール:どこで、どんな生活を送れるのかがわかる
基本原則
①ゴール設定をしないリハは絶対にやめよう
②方針とゴール設定の違いを意識して設定する
③期間も必ず設定する
④設定した内容と期間に根拠を持とう
⑤活動・参加水準にも目をむけよう
⑥リハゴールは生活期にも引き継ごう
⑦設定したゴールにプロとして責任を持とう
この内容は個人的にかなり響きましたので、当院の回リハセラピストにもフィードバックさせていただきました。
特に方針とゴールの使い分け、根拠をもったゴール期間設定については個人的に不十分と感じました。
ゴール時の能力についてはある程度根拠をもって予測とのズレも少ないと思いますが、期間についてはまだまだ根拠は薄いと感じています。
近年は実績指数のこともあり、獲得だけではダメで、より効率的に獲得できるかということも求められています。
そこで重要になるのが、多職種連携によるチームワークだと思います。
チーム力をいかに向上させるか。。。
当院でも難しい課題です。。。
みなさんの施設のチーム力はどうでしょうか?
どなたかのご参考になれば幸いです。